第七話 バー桂篇
ここは、これまでとは
比べ物にならないくらい
難しいです。
ぶっちゃけ一話から六話までは、
敵がどんな裏技を使ってこようが、
こちらは適当に握りこんで
大技を決めていけば何とかなりました。
しかしここから先は、
敵の裏技をしっかり注意しないと
勝つことはできません。
さらにここでは、全員を
箱割れにしなければいけないので、
仮に役満をあがりまくって
20万点持っていたとしても、
3人のうち一人が
100点持っているだけで
ゲームオーバーとなります。
ですから、
凹んでるところからのロン牌は見逃し、
すりかえなどでツモあがる、
あるいは、
戻しツモでロン牌を送り込むなど、
細かな裏技と麻雀自体の知識も
必要となってきます。
敵の裏技も強烈です。
おスズが親のときはドラ爆、
マコ姉はつばめ返しや
ぶっこ抜きの清一色で、
一撃親倍を狙ってきます。
弥彦がザコ過ぎるので、
こちらがロン牌を止めても
お構いなしにどんどん
振り込んでいきます。
箱下1万点にしたくらいでは
全然安心できません。
さらにおスズは、
上山すりかえをやってきます。
上山すりかえは、
第二話で勘さんが使ってきたんですが、
そのレベルだと勘さんを注意できなくても
勝つことは可能だったので、
そこで注意できていないとなると、
おスズのこれを注意するのは
かなり難しいと思います。
注意できないと
おスズの警戒心だけが跳ね上がり、
こちらは裏技できないわ、
敵はドラ爆あがりまくるわで
ボコボコにされることもあります。
ここで勝つポイントは、3つ。
①子のときは裏技を最小限にし、
敵の裏技を注意することに注力。
大きい手を狙って
裏技を使いまくるよりも、
おスズ、マコ姉の裏技を
封じることに専念した方が
良いでしょう。
②親のときは大技で大連荘狙い。
警戒が薄いときは、
つばめやぶっこ抜きなどで
天和をあがるのが効果的です。
警戒心が高まってきたら、
六間積み+ドラすりかえで
親ッパネを連続で
狙っていきましょう。
③オーラスは、敵の警戒心が高いです。
河すりかえなどをミスると
手をつかまれ、下手したら
一発ゲームオーバーになります。
オーラスの裏技は
控えるようにしましょう。
【勝利条件】
全員を箱割れにする
【掟】
「半荘」
「立直必須」
「鳴き禁止」
食い断・後付け→なしなし
自摸平和→あり
親不聴→流れなし
二翻縛り→あり
食い替え→あり
箱ワレ→なし
青天井→あり
【対戦相手】
上家 弥彦
とある事でマコ姉と知り合い、
裏技の腕を仕込まれた学生。
得意技は、河すりかえ。
単体性能はド雑魚なんですが、
それゆえ、おスズとマコ姉の
ドでかい手に、いとも簡単に
振り込んでしまうので本当に厄介です。
裏技の河すりかえは、
とんでもないところから拾ってくるので
注意はしやすいです。
それでいてあがる手は安いです。
マイナス4万点ほど凹ませたら、
こちらが親のとき以外は
警戒心が上がらない程度に
好きさせておいてもよいでしょう。
対面 おスズ
バーで働いているオカマ。
麻雀の腕は進駐軍仕込み。
得意技は、ドラ爆と上山すりかえ。
何の予備知識もないまま対戦したら、
ほとんどの人が一度は
ゲームオーバーを食らうでしょう。
それほどこのおスズは
厄介な打ち手です。
おスズの警戒心を下げるには、
上山すりかえを注意する
しかないのですが、
最初のすりかえは、
必ずおスズの牌山の右端のため、
すりかえしているかどうかすら、
初見では気づくことができない
かもしれません。
親でのドラ爆時にも、
第一ツモは必ず王牌右端から
上山すりかえをやってきます。
ほっとくと2連続、3連続で
すりかえて即リーチ、
弥彦が早い巡目に
ぶち込むという
最悪なシナリオとなります。
ドラ爆はしっかり
裏ドラにも仕込んでおり、
ドラ6以上確定なので、
ツモられても確定倍満です。
おスズを封じるには、
こちらが裏技を使った直後に
やってくる上山すりかえを
確実に咎めること、
おスズが親のときは、
どうせドラは乗らないので、
萬筒索をバランスよく握り込み、
安手でさっさとあがってしまう、
マコ姉と弥彦の裏技は
好きにやらせておく、
というのがポイントになります。
箱割れなしなので、長期戦です。
気持ちを切らさないようにしましょう。
下家 マコ姉
バー桂のママ。妖絶な美人。
その本性は謎に包まれている。
得意技は、河すりかえ、
ぶっこ抜き、つばめ返し。
子のときは、
チョロチョロ河すりかえを
やってきてうっとおしいです。
親のときは、ぶっこ抜きや
ツバメ返しをやってきます。
ぶっこ抜きは、数回やらないと
大きな手にはならないので、
1回でも注意できれば大損害は防げますが、
つばめ返しには注意です。
モーションが大きいので
落ち着いて注意すれば大丈夫なのですが、
油断して注意コマンドをミスると、
仕込まれているのはたいがい一色手で、
リーチかけてツモられると、
親倍以上の強烈な手となります。
子のときは、河すりかえしても
たいした手ではないので
警戒心が低いうちは、
ある程度好きにさせておいて、
場の流し役になってもらいましょう。
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